finders keepers

バイクが楽しい。写真が楽しい。釣りが楽しい。

悩まないコツ

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悩むから悩みになるのであって、悩まなければ悩みにはならない。

 ・・・なんていう言葉は悩んでいる人には伝わらないし、何の助けにもならないものだ。空白がうまれれば心は勝手に不安を呼び戻し、妄想を繰り返して自らを暗い迷路に追い込んでゆく。頭は考えることをやめてくれないが、そんな反芻が問題を解決に導いてくれたことは、自分にはない。

 

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原始仏教、いわゆるお釈迦様の教えは、そんな人間の妄想に明快な対処方法を示している。
それは「感じる」こと。身体感覚から得られる刺激に注意を向けていると、余計な妄想は影を潜めるというのだ。

 

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自分がバイクにとりつかれているのも、実はこの実践なのかもしれない。エンジン音と排気音を聴き、感動的な景色に出会い、風の匂いを嗅ぎながら、トラクションを全身で感じて駆け抜ける。バイクを降りてタバコに火をつければ、五感のフル活用が完成する。一日のツーリングはもちろん、30分の走行でも心は前よりスッキリしている。

そう考えると、体育会系で育った人が明朗でタフであるのにも納得がいく。彼らはストレスを解消する術を身につけているし、そもそも余計な妄想が少ないはずだ。「悩みがなさそうでいいね」なんていう暇があったら、身体を動かせばいい。

 

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もしくはバイクに乗ること。
現代の労働はどんどん身体を動かさなくなっているのだから、 人類の精神はきっと病んでゆく。人類を救うのは、身体感覚をフルに目覚めさせる「オートバイ」だ。