新しくお迎えしたバイクは、91年式のまったく新しくないバイク、ZXR400である。はじめてのカワサキ。旧くはあっても、なかなかいいデザインだと思う。少々の野暮ったさも時代を感じさせて愛おしい。
購入にあたってはKTM RC390を手放した。立ち位置としては同じ「程よいサイズのスポーツバイク」で、用途はスポーツ走行である。RC390は軽快で良いバイクだったけれど、本音を言えばエンジンフィーリングが好みとは違った。そうするとやっぱり4気筒、というわけで。
走らせてみれば期待通りで、首都高のナイトツーリングが実に気持ちよかった。すばらしい咆哮を上げながらひとつひとつのカーブを堪能できて、30分走らせればライディングを満喫できる。そしてまた、その咆哮ほどのスピードが出ていないのもよろしい。フォォォ――――ンとわめきながら時速50km、とかね。リッターバイクではこうはいかない。
というわけで早速サーキットへ来てみたけれど、酷暑のなか革ツナギ着て自走はキツかった。1本走って命の危険を感じ、早々に退散。
オトナはマイペースで楽しみましょう。