RIDERS CLUB主催のサーキット走行イベント「ライディングパーティ」に2回目の参加。「サーキットデビューを応援」「速いがエライじゃない」というコンセプトが実にうれしいイベントだ。
サーキットデビュー組から速い人まで4つのグループに分かれていて、15分ずつの走行枠を走ることができる。午前中、10時・11時の2本は先導車に導かれての慣熟走行、12時から4本はフリー走行。自分なりのペースでサーキット走行を楽しみながら、参加者の多様なバイクを眺めたり、出展されているブースに顔を出したり、試乗車に乗ってみたり、ライダーズクラブの方々とお話できたりする。
運転していることがひたすら楽しいのがバイクという乗り物であって、それを存分に味わおうとすればサーキットに行くしかない。(オトナなら)公道では実践できないレベルでバイクを倒し、カーブを曲がり、スロットルを開いていける。狂気のようなスピードを出すためではなく、安全に、好きなだけライディングを楽しむ。それがサーキットという場所だ。
というわけで走る。ニューロンの発火とシナプスの結合を繰り返して、ぼくらの身体は勝手に仕事を覚えてくれる。先導車の後ろで、きれいなライン取りをトレースしていくだけで、たぶん少しずつ上手に走れるようになる。
・・・といいつつ、フリー走行の時間帯になると頑張ってしまうのがヒトというもの。前回に比べてラップタイム4秒ほど成長がみられた。速いがエライじゃないとはいえ「うまくできたか」の客観的な指標として、ラップタイマーがあると楽しいと思う。
ネモケンさんのタンデムジェットコースターは強烈だったなあ。「バイクって、こうやって走らせるのか」と、新しい経験に身体が震えた。御年70歳にして、バイクの楽しさを伝え続ける偉大な方がいる。
本年度のライディングパーティは終了。来年も行こう。