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finders keepers

バイクが楽しい。写真が楽しい。釣りが楽しい。

祭りのあと

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はじめて町の人間として参加した神田祭が終わった。日本三大祭に数えられる行事に参加できたことは、とても楽しく貴重な体験になった。
  

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前日の雨から一転、日曜日は宮入の本番ということもあって沢山の担ぎ手が集まってくる。外から来る人もいるけれど、町の誰かの知り合いでなければ半纏は借りられない。結果として変な人は混じらず、牧歌的で和気藹々とした雰囲気が守られるというわけだ。皆がハレの日をおおいに楽しんでいる。

 

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祭は伝統行事であるし、そもそもが神事だ。入念な段取りがあり、通すべき筋があり、払うべき敬意がある。役割に応じた身だしなみや立ち振舞いに、誇りと美学が滲む。特に鳶の方々の男っぷりには、惚れないわけにはいかない。

 

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はじめて参加する自分に対し、町の人はみな寛大で親切だ。けれどお客さまとして神輿を担いでみたかったわけじゃない。その準備や後始末にも関わって、当事者としてこのイベントに触れてみたかったのだ。世代をつないで大事にしてきたものを、知りたかった。

 

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遠ざかる掛け声を聞きながら、少し早めに神輿を離れて片付けを手伝いはじめる。このようなイベントの背後には、人知れず骨を折る人々の姿がある。

「その日のうちに飾りを撤去して、翌日に痕跡を残さないのが粋なんだよ」
とはこの町で育った先輩のことば。

痺れるなあ。二年後も楽しみだ。