finders keepers

バイクが楽しい。写真が楽しい。釣りが楽しい。

バイクのもたらす快楽

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三気筒エンジンに興味が湧いて、トライアンフのストリートトリプルRを借りてみた。評判通りのすばらしいエンジンで、回転を上げながら峠道を駆け抜ければ脳内は快楽物質がドバドバ。とはいえその快感に身を任せていると、広い道でもなければ少々危ない速度域になってしまう。腕が足りないといえばそれまでなのだけれども。

 

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快感の根源が加速やGだけならば、ジェットコースターだっていいはずなのだ。そんなことはないのだから、やはりオートバイの快感は運転に起因している。問題は「より強い加速」だとか、「より速いコーナリング(すなわち強い遠心力)」のほうが、快感が大きいのかどうか。強い刺激を求め出したら、ライダーは死に向かっていくしかない。

 

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道の駅で見かけたタンデムツーリングの老夫婦は、せいぜい50〜60km/hくらいの速度で、悠々とBMW R1200CLを走らせていた。ゆっくりでもバイクは楽しくて気持ちがよいもの。年齢を重ねて薄い味つけがわかってきたように、刺激を求めるのではなく感覚を磨いていきたいと思う。