ハノイで週末を過ごさず、急いで帰ってきた理由がコレ。YZF-R1の納車がこの週末とあっては、おちおち観光などしている暇はないのだ。
ハーレーから始まって、実は一番縁遠いと思っていたのがスーパースポーツ。思いのほか手頃な価格の選択肢があると気づいたのが運の尽きで、覚悟さえ決めればその世界に触れられると思うと、止める理由がなくなってしまった。あるいは知りたい欲求がそれを超えてしまったというべきか。
恐る恐る乗り出した初ライド。ちょっとのつもりが、気がつけば走行距離は200kmになってしまった。まだ稚拙なライダーである自分でも、この車のポテンシャルが公道で発揮しきれないのはよくわかる。そしてその本領を発揮させてやりたくて、理性を失うのではないかという不安も感じる。回転数が上がっていくことで生まれる咆哮は、否応なく脳に響いて快楽物質を撒き散らす。
自己を律すること。今の自分に課せられた試練である。
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